9月3日(水)に「第2回進路セミナー」を実施し、1・2年生は進学・就職に関するセミナー、3年生は就職試験を目前に面接指導が行われました。大学・短期大学・専門学校そして地域企業や公共機関が来校し、生徒一人ひとりが自らの将来像を描くための大切な機会となりました。生徒は希望する講座に参加し、さまざまな分野の専門家や企業担当者による体験講座や説明が展開されました。1・2年生の保護者も参加され、終了後は本校の生産物販売を行いました。
【1・2年生】多様な分野に触れる機会
講座は2部にわたって行われ、1部では製菓体験やホテル・ブライダル、美容、自動車整備、アニメ・マンガ、動物分野など、ものづくりやサービスに関わる上級学校を中心とする幅広い体験プログラムが展開されました。さらに、公務員試験の模擬体験や韓国語会話、リハビリテーション、スポーツ分野に関する講座なども用意され、生徒たちはそれぞれの興味関心に応じて分野を選び、直接学ぶことができました。専門学校西鉄国際ビジネスカレッジによる「エアラインお仕事体験」では、空港や航空業界に関心をもつ生徒が参加し、仕事の具体的なイメージを膨らませていました。
続く2部では、アート引越センターによる企業説明や㈱羽野組によるドローン測量体験、トヨタ自動車やブリヂストンタイヤソリューションジャパン、日本精工九州、東洋新薬といった大手企業の説明も行われました。さらに、藤井左建による大工・左官業、福岡県警による警察業務、西日本鉄道による鉄道業の紹介など、社会を支える幅広い職種が紹介されました。生徒たちは「仕事の現場で求められる力」を具体的に知り、自分の進路選択の幅広さを実感していました。
学びの広がりと深まり
今回のセミナーの大きな特徴は、「体験」と「説明」の両方を組み合わせたところにあります。例えば、製菓体験やアニメのトレース、韓国語会話、プログラミング体験、ドローンを用いた測量など、実際に自分の手を動かす活動を通じて学ぶことができました。その一方で、公務員や警察、自動車製造、鉄道などの講座では、仕事内容や採用試験に関する説明を聞くことで、学びと職業がどのように繋がっているかを理解することができました。
単なる知識の習得にとどまらず「働くことの意味」や「社会に貢献する姿勢」について深く考える大変貴重な機会となりました。














【3年生】社会人のスタートを切る準備
一方で、3年生の就職希望者は面接指導を受け、緊張感のある雰囲気の中で実践的な練習を重ねました。就職試験を目前に控え、志望動機の伝え方や受け答えの仕方などを学び、自信を持って本番に臨めるよう準備を進めています。


販売会を開催
また、セミナー終了後には販売会を開催し、本校で生徒たちが製作した商品を来校された方々に販売しました。多くの方に心を込めて作った商品をご購入いただきました。生徒たちにとって、自らの学びを社会に還元できる機会となりました。




